2014年10月15日水曜日

三河屋洋傘専門店

TVや雑誌で何十回と紹介されている、そして皇太子や雅子様がパラリンピックで
こちらの傘をさしていたのが話題になった、けれども知る人ぞ知る?善光寺にある
明治時代創業の老舗の傘屋さん『三河屋洋傘専門店』へ行って来ました。

私がこのお店を知ったきっかけは、昨年放送された壇れいさんが和の伝統美を
旅人となって巡る番組で『三河屋洋傘専門店』を訪れた放送を見たからなのですが、
“ほむし織生地”で作られる手作りの傘をどうしても欲しくて、小布施で食事がてら
帰りに立ち寄りました。

この“ほむし織生地”とは、雨に濡れると裏の絵柄が表に浮き出て乾くと消える生地で、
この生地を使用した傘を含めた4本の傘を壇れいさんも買って行かれたそうです。






私が購入したのは、壇れいさんと同色で柄違いの傘。 壇さんは自転車と女性が
描かれている物で、私のは女性が犬のお散歩をしている絵柄です。

壇れいさんが訪れた3日前には、加山雄三さんが“ゆうゆう散歩”の撮影で訪れた
そう。



 写真を見せながら三代目ご主人の北澤さんが色々なお話をしてくださいました。

因みに壇さんが購入された4本の内の1本は『男なら一本は持つべし“出世傘”』
と言う傘で、ご主人の及川光博さんへ買って行かれたそうです。

全てご夫婦で手作りの傘が所狭しと沢山置いてありました。




奥の棚に立てかけて縛ってある傘は全て注文を受けた傘だそう。

傘を作成するのに現在使用しているミシンは、ドイツ製の手回しミシンで
神戸の港が開港した時に輸入された特殊なミシンとの事。

今回は母と私の傘を1本ずつ購入。お値段もそこそこしましたが、母の傘は
三代、私の傘は30年はもつ傘だそうでして、良い買い物をしたなと思いました。

店を出たときはもう外は薄暗くなっていました。




雨の日が好きでは無く、傘をさすのもあまり好きでは無い私ですが、これから
は雨の日が待ち遠しく(?)なりそうです。

でもさすのがもったいなくて、暫くは観賞用かな?(笑)

いつまでもご夫婦共にお元気で、素敵な傘を作り続けて頂きたいと思いました。